キリスト生誕物語

或る年の12月25日(24日?)、とある夫婦が今晩寝る宿を探していた。
妻は妊婦であったため、夫は必死で宿を探した。
 
トントントン…
「すみません、宿屋さんどうか一晩泊めてください」
『すみません、今夜は満室なんです』
「困った…どうしよう」
『向こうにも宿屋はありますよ』
「わかりました。じゃあいってみます。」
…何件かの宿を巡り、とある宿屋で
『すみません、あいにく部屋は満室なんです。でも、馬小屋でよければ空いていますよ』
「いえいえ、馬小屋でもかまいません。本当にありがとうございます」
こうして、夫婦は宿屋の馬小屋で夜を過ごすことにした。
 
〈話は変わりある原野で〉
長く旅をしていたある三賢者のもとに聖霊が舞い降りた。
『いまからこの地に流れる星の先に、救いの御子が生誕するでしょう。』
この旅は世を救うであろう御子を求めてだったのだ。
三賢者は聖霊の言葉を信じ流れる星の先へと向かった。。
☆彡
星の行き着いた先はとある宿屋の馬小屋だった。
三賢者が中に入ると御母の胸に抱かれて眠る赤ん坊がいた。
三賢者は持っていた宝物を贈り神の御子の降誕に喜んだ。