2007-01-01から1年間の記事一覧

全てが零から始まるなら 全ては零に終わるのか相手に期待をしない事で 円滑に進む事が在るでもそんな関係は虚しく いつも不安に駆らる 築き上げた関係が 時と共に風化する培ってきた関係が 一瞬で無に帰する 捉えて離さない恐怖感 捕えて放さない罪悪感 全て…

飛べぬ揚羽蝶と鳴かぬ金糸雀

美しく切ない物々は朽ちて果てし溶け沈む叶わぬ夢と化し疎通繋がれ儘に悪し様痛 届かぬ言葉の端に秘た真実だけが危うく歪く 誠なんぞ求め知らぬ嘯く故に与え得らん 現の幻夢を欲する勿れ 今宵の随に陶酔せしめん 偏に汝 享受 泡沫の愛 亡き標

暮れる街に沈む人影

消えた物を探してる 見えていた なのに掴めなかった 過去を取り戻したい 訳ではないのに 届かなかった 想いに惑う 夢は終わり 最早 目覚める他に道は無い

砕けた儘変わらぬ心

強きを求め歩み続けた 時が絶てば良いのかと 歳を喰えば善いのかと 大人に成れば平気だと 賢く為れば大丈夫だと 本気で信じていたのに 何も変わらない 何処も進まない 如何も返れない 何時も同じなんだ 子供じみた儘 屁理屈を吐き 強がりを見せ 大人と威張る…

漣出るは動乱の果て

互いに犯さし有様に 奇しくも違わぬ影容 刃交えし触合に 悲しくも嗄れぬ言霊

途惑い纏いし幼子と不条理な秘密を宿し母

母は言うた 「流るる時は常に変わらず 限り在る日に追われ猶」 僕は思う 「何故皆知らぬのだらう 何故皆気づかぬのだらう」 人は言うた 「万物は在るべくして 其処に存在している」 僕は思う 「在る事と居る事は 似て非なる物なのだと」 母は言うた 「如何に…

悲しみに咲く華は美しく 喜びに芽吹く華は輝かしい

移り行くは世の常と 変わり行くは人の性 流れ行く時の中 止まらぬ時を思うのか 過ぎ去りし日々に焦燥し 掴めぬ心に恋い焦がれ 朽ちぬ悲しみに暮れるのか 君が慕った日々 君が愛でた人 君が想ったその心 失う事を恐れるよりも 得た日々を喜ぶ事を 君が思うよ…