幸せについて

平均的な幸福なんていうものなく、そういうことを望んでる人は平均的な幸福も得られない。
幸せに生きるとは自分に正直に生きること。自分を誤魔化していろんな事をしてるからあとで後悔する。
正直に生きて、たとえ世間に不幸になったといわれても、自分が選んだ道だったら後悔したってしょうがない。自分が選んだ道であるという自信を持って生きるしかない。
生きることは情熱があるから生きてるんであって、だらだらと時間を過ごすことは生きてることにはならない。全身で生きる、何か自分のしなきゃいけないことを一生懸命情熱を傾けてした方がいい。
こんなことをしてもしょうがない、なんてなんてことを言うてる人は生きるて価値が無い。生きるということは情熱を感じて生きること。人を好きになるのも勉強するのも情熱をかけないと、良い結果はでない。
 
日本天台宗の開祖である伝教大師最澄の言った言葉に[忘己利他(もうこりた)]がある。忘己利他というのは自分の幸福や利益を考えないで、自分以外の人々が幸せになるように、相手の幸せや利益を思い、愛してもその見返りを求めない。要するに無償の愛である。
忘己利他…己を忘れ他を利する。
            --瀬戸内寂聴--