馬と鹿

蓄えてきた知識を
「頭でっかちになってはならぬ」
と、使わずにいる
幾度も経験すれど
「今回こそは」
と、又繰り返す
若き事を理由に
過ちを犯し
失敗すれど
反省が足りぬ
頭ではわかっていよう
然し乍
過ぎたるが及ばざり
駈けることを良とし
止まる事をせぬ
嗚呼、何故こんなにも傷付く事を恐れぬのか