2006-03-24 刹那と永遠 夜が更ける 月も星も僅かな明かりさえ消え 辺りは漆黒の闇へと飲まれる 頭ではわかっている 明けない夜はないのだと 朝日と共に闇の終わりが来るのだと 直に日が昇る なのにそれ迄の時間がまるで永遠に続くかのように感じる 日が暮れる あれ程に迄輝いていた太陽が光を落とし 空が深紅に染まり闇が薄らと影を差す 頭ではわかっている 沈まない日はないことを 夕日と共に闇の始まりが来ることを 直に日が沈む なのに この時が永遠に続くことを願っている 時が刹那であるが故に 僕は祈る