睡眠

全ての生命体は眠る事を欲している。
如何なる者も眠り無くては心身のバランスがとれないからだ。
 
ふと、生命の輪廻が寝起きのように感じてならない。
この世に生を享受した時に起き、死に絶えた時に眠るのだ。
 
一つの仮定を立てる。
『この世に存在している生命体の数は常に同じである』と。
勿論其処には、動植物、微生物等も含む事とする。
そして、結論として
『この世に存在している魂の数も常に同じである』
つまり、輪廻転生、魂は幾つもの生を享受し続ける。
 
 
 
魂に刻まれた記憶は失われたとて消えはしない
故に知らぬ筈の事に焦がれるのであろう
 
 
 
得たぶんだけ失うんだね