降り注ぐ純白

時が刻む事を止める瞬間

深々と津々と

音を喰い消し

景色を飲み込み

其の全てを

我が物と須らく

舞い降りたる

無垢な白き精霊
 
 
 
 
心を魅了して止まん

刹那な微弱なる力

然し乍

何の力も及ばぬ

永遠の時を切り取る

其の全てを押し止める

進む事も

戻る事も

其の時だけは永遠だから

刹那な時を永久に

 
 
 
 
切り取られた一瞬間に

僕等は何を望んだと言うのか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また訪れた何も染まらぬ季節に

変わらぬ白銀の世界を恋い焦がれようか

決して違わぬあの日を重ねて