流るる日々と忘れ難し想いを紡ぐと結局は一つの変わらぬ河へ辿り着く

君に出逢い

某が始まり


僕に別れ

某が終わり




某は仮染めで在るのに

真実だと違わぬ


某が幻で在るのに

現の事だと違わぬ




オロカシク

アサマシイ



我本当は知っていて

解そうとはしなかった


理由も無く

欲していたから










君が出逢い僕の別れ


そんなものは在るが無いも如し


常に違わぬ時の流れで

意識した暇が出逢い

忘却した暇が別れ




然し乍


意識した物が亡くなるものか




流るる時は刹那に変わり


動かぬ心は常に変わらぬ




見えぬ絆は今も